RevolutとMonzoは、渡英直後の1つ目の口座としてよく比較される、オンラインバンク(支店がなく、アプリで申し込む銀行)です。どちらも無料プランで持てますが、給料と家賃の引き落としならMonzo、旅行と両替ならRevolutと、得意な場面が変わります。大手銀行も候補に入れるなら、イギリスの銀行口座の選び方は、住所証明の書類を持っているかどうかで、選べる口座が違ってきます。
この記事では、RevolutとMonzoのどちらを先に作るか決めるために、以下の情報を解説します。
- 給料と家賃はMonzo、旅行と両替はRevolutが基本の分け方
- Revolutも2026年3月からイギリスの銀行。銀行に移った口座は、預金が£120,000(1ポンド=約208円で約2,500万円)まで守られる
- 日本のATMの無料枠は、Revolutが月£200(約4.2万円)または5回まで、Monzoが30日で£200まで。超えた分は、Revolutが2%、Monzoが3%
- Monzoは、イギリスにフルタイムで住んでいることが条件
- 無料プランどうしなら、2つ持っても月額0円
RevolutとMonzo、渡英直後はどっちを先に作る?

迷ったら、給料を受け取る口座を先に決めると、残りの使い分けが決まります。目的ごとに向いている口座は、次のとおりです。Direct Debitは、家賃や光熱費を相手が引き落とす仕組みです。
| 目的 | 向いている口座 | 理由 |
|---|---|---|
| 到着直後に早く作りたい | Revolut・Monzoの両方 | どちらもアプリで申し込み。Monzoはイギリスに住んでいることが条件 |
| 給料と家賃・光熱費の引き落とし | Monzo(Revolutも可) | 両社ともDirect Debit対応。Monzoはメイン口座の条件(過去35日の入金£500以上と有効なDirect Debit)を満たすと、UK・EEA(EUにアイスランドなどを加えた地域)のATMが無制限 |
| 旅行・ユーロ圏 | Revolut(Monzoも可) | Revolutは外貨に両替して持てる。Monzoは手数料なしでMastercardのレート換算 |
| 日本とのお金のやり取り | 両社(Wiseと併用) | ポンドの口座で受け取り可。日本からはWiseを使う人が多め |
Monzoは、イギリスに住んでいることが条件なので、日本にいるうちは申し込めません。

渡英してすぐ、Revolutを申し込みました。周りの評判がよかったので決めましたが、アプリの画面が見やすくて、選んでよかったと感じています。
RevolutとMonzoの違いを一覧で比較

2社とも銀行で預金が守られ、差が出るのは、有料プランと、海外のカード払い、日本のATMの手数料です。
| 項目 | Revolut | Monzo |
|---|---|---|
| 銀行の正式名 | Revolut Bank UK Ltd | Monzo Bank Limited |
| 預金の保護(FSCS) | £120,000(約2,500万円)まで | £120,000(約2,500万円)まで |
| 有料プランの月額 | Plus £3.99(約830円)/Premium £7.99(約1,660円)/Metal £14.99(約3,120円)/Ultra £55(約1.1万円) | Extra £3(約620円)/Perks £9(約1,870円)/Max £19から(約3,950円から) |
| 海外のカード払い | 両替は月£1,000(約21万円)まで手数料なし、超えた分に1%。週末は1%上乗せ | 手数料なし。Mastercardのレートで換算 |
| イギリスのATM | 月£200(約4.2万円)または5回まで無料(日本のATMと共通の枠)、超えた分に2% | メイン口座なら無制限で無料、それ以外は30日で£400(約8.3万円)まで無料、超えた分に3% |
| 日本のATM | 月£200(約4.2万円)または5回まで無料(イギリスのATMと共通の枠)、超えた分に2%(1回最低£1、約210円) | 30日で£200(約4.2万円)まで無料、超えた分に3% |
Revolutも2026年からイギリスの銀行に
Revolutは、これまで電子マネー機関(e-money institution)として営業していました。電子マネー機関は銀行ではないので、預けたお金は預金保護の対象外で、会社のお金とは分けて管理(分別管理)することで守られていました。
2026年3月に、Revolut Bank UK Ltdが銀行の免許で営業を始めました。既存のお客さんの口座は、事前に知らせたうえで、何回かに分けて銀行へ移すと発表されました。移る日に、電子マネーの口座から銀行の口座へ自動で切り替わる、という案内でした。
FSCS(金融サービス補償機構)は、銀行がつぶれたときに預金を守る制度です。
Revolutが銀行になったので、銀行に移った口座の預金は、この制度の対象になりました。
上限は、1人1つの認可会社あたり£120,000(約2,500万円)です。Monzoは前から銀行で、上限は同じです。

Revolutも銀行になって、預金が守られる点がそろったのは安心ですね。
無料プランの手数料の違い
無料プランで差が出るのは、日本などの海外のATMと、両替です。
日本のATMは、EEAの外にあたります。Revolutの無料プランは、直近1か月に5回か£200(約4.2万円)のどちらか先に届くまで無料で、その後は2%です。Monzoの海外ATMの無料枠は、30日で£200(約4.2万円)までで、その後は3%です。
日本のATMで1か月に£300(約6.2万円)を引き出すと、手数料に一部変化が出ます。
| 口座 | 無料枠 | 超えた£100の手数料 |
|---|---|---|
| Revolut(無料プラン) | £200(約4.2万円) | 2%で£2(約420円) |
| Monzo(無料プラン) | £200(約4.2万円) | 3%で£3(約620円) |
有料プランは必要?
渡英直後は、無料プランで足りる人が多いです。月額を払うかどうかは、海外のATMや両替をどれだけ使うかで比べます。
Revolutは、Plus(月£3.99、約830円)で両替の無料枠が月£3,000(約62万円)に広がります。Monzoは、有料プランのPerks(月£9、約1,870円)とMax(月£19から、約3,950円から)で、日本のATMの無料枠が30日で£600(約12.5万円)に広がります。
Wiseとは何が違う?
Wiseは銀行ではなく電子マネー事業者(銀行とは別の種類の金融会社)で、FSCSの預金保護の対象外です。ポンドの口座番号とsort code(支店を表す番号)はありますが、給料と家賃の中心はMonzoかRevolutに置き、Wiseは日本との送金に使う人が多いです。
渡英直後に作りやすいのはRevolutとMonzoのどっち?

どちらもアプリで申し込めるので、渡英直後でも作れます。
Monzoの申し込み条件は、16歳以上で、イギリスにフルタイムで住み、居住権(right to reside。イギリスに住む法的な権利)があることです。アプリの途中で、住所の確認書類を求められる場合もあります。ワーホリ(YMS)で来た人も、学生ビザで留学した人も、イギリスに住んでいれば申し込めます。
日本のRevolutを持っている人は
日本でRevolutを使っていた人は、イギリスに住むなら、日本のアカウントを閉じて、イギリスで新しく作り直します。Revolutでは、住む国を日本からイギリスに変えられないためです。一時的な滞在なら、日本のアカウントをそのまま使えます。
渡英前から住所が決まるまでの流れ
カードは申し込んだ住所に届くので、確実に受け取れる住所で申し込みます。
- 渡英前アプリを入れる
MonzoはApp StoreとGoogle Play、RevolutもApp StoreとGoogle Playから、アプリを入れておきます。日本のRevolutを持っている人は、閉じる時期もここで決めます。
- 到着当日
- 住所が決まったらアプリで住所を変える
引っ越し先が決まったら、アプリの住所を新しいものに直します。

Monzoは、アプリを入れてからの手続きが短くて、迷わずに進められたと感じました。
YMSビザの申請が終わって渡英する人は、最初の1週間の予定に口座づくりを入れておくと吉です◎
給料と家賃の引き落としならMonzoとRevolutのどっち?

給料と家賃をまとめるなら、メイン口座の扱いでイギリスのATMが無制限で無料になるMonzoが向いています。
ワーホリの仕事が決まったら、職場に口座番号とsort codeを伝えれば給料が入ります。家賃や光熱費は、Direct Debitか、Standing Order(自分で決めた額を決まった日に送る仕組み)で払います。
RevolutもMonzoも、この2つに対応しています。取り分けの機能は、MonzoがPots、RevolutがPocketsです。
Monzoには、メイン口座という扱いがあります。過去35日間に本人名義のMonzo口座へ£500(約10.4万円)以上の入金があり、有効なDirect Debitが1つ以上あると、UKとEEAのATMが無制限で無料になります。家賃の引き落としをMonzoに置くと、この条件を満たしやすくなります。日本などEEAの外のATMは、メイン口座でも£200(約4.2万円)までです。

給料日になると、家賃とサブスクの分をRevolutのPocketsに分けています。使えるお金が見えるので、使いすぎを防げていると感じます。
旅行と日本とのお金のやり取りならRevolutとMonzoのどっち?

旅行では、Revolutは通貨を両替して持てます。Monzoは両替せず、カードで払うときにMastercardのレートで換算されます。Monzoは海外のカード払いに手数料がかかりません。Revolutは、月£1,000(約21万円)の両替の無料枠の範囲なら手数料がかかりません。

Revolutの無料プランは、週末の両替に1%が上乗せされます。旅行の前の両替は、平日のうちに済ませるのが無難です。
日本からイギリスへ送る
渡英するときに貯金を移す場合、RevolutもMonzoも、sort codeと口座番号でポンドを受け取れます。日本の銀行から直接送ると手数料がかかることがあるので、Wiseなどの送金サービスで、ポンドに替えてから送る人が多いです。
イギリスから日本へ送る
Monzoは、アプリの「Transfer internationally」から、日本円など40以上の通貨で送れます。Revolutも、アプリから円で送れます。送る前に、手数料と為替レートがアプリに出ます。Monzoの国際送金は、18歳以上が条件です。
RevolutとMonzoを両方作って使い分ける

両方持っても、無料プランなら月額は0円です。給料と固定費の引き落としはMonzo、旅行と両替はRevolutと分けると、それぞれの強みを使えます。口座が1つ止まったときに、もう1つで支払いを続けられるのも、2つ持つ理由になります。
給料を受け取る口座は1つに決めて、引き落としをそこにそろえると管理が楽です。イギリスで働き始めると、会社から給料用の口座を勧められる場合もあります。

給料は大手銀行で受け取り、普段の支払いや友人との割り勘はオンラインバンクにしています。オンラインバンクは利子が高いので、貯金を少し入れておくだけで増えるのがうれしいです。
どちらも無料なので、まず1つ作って使い始めて、必要になってから2つ目を足しても間に合います。
よくある質問
2社の違いが大きいのは、預金保護の数え方と、日本のATMの手数料です。
- QRevolutとMonzoを両方作るなら、役割はどう分けますか?
- A
給料と家賃などの固定費はMonzo、旅行と両替はRevolutに分ける人が多いです。1つに絞るなら、給料を受け取る口座を先に決めると、残りの使い分けが決まります。
- Q有料プランは必要ですか?
- A
渡英直後は、無料プランで足りる人が多いです。海外のATMや両替をよく使う人は、無料枠が広がる分と月額を比べて決めます。
- Q預金保護の£120,000は、RevolutとMonzoの合計ですか?
- A
Revolut Bank UK LtdとMonzo Bank Limitedは別々の銀行なので、上限はそれぞれ£120,000(約2,500万円)ずつ数えます。Revolutの口座は、銀行に移った後から対象になります。
- Q家賃の引き落としにはどちらを使いますか?
- A
RevolutもMonzoも、Direct Debit(会社や大家さんが引き落とす仕組み)とStanding Order(定額の自動送金)で払えます。給料を受け取る口座に、引き落としもそろえると管理しやすくなります。
- Q一時帰国のとき、日本のATMで使いやすいのはどちらですか?
- A
無料枠は、Revolutが月£200(約4.2万円)または5回まで、Monzoが30日で£200までです。超えた分は、Revolutが2%、Monzoが3%の手数料です。無料枠とは別に、日本のATMの側の手数料がかかることがあります。引き出すときは、円(JPY)建てを選びます。
まとめ
RevolutとMonzoは、どちらも渡英直後から使える無料のオンラインバンクで、イギリスの銀行口座開設の1つ目として申し込めます。給料と固定費の引き落としが中心ならMonzo、旅行と両替が多いならRevolutが向いています。2026年3月からRevolutも銀行になり、銀行に移った口座は預金が£120,000(約2,500万円)まで守られます。両方作っても、無料プランなら月額は0円です。
イギリスの住所が決まったら、給料を受け取りたい口座を決めて、MonzoかRevolutのアプリから申し込んでみましょう♪








