イギリスでのワーキングホリデーや長期滞在を検討している皆さんに向けて、2025年版Youth Mobility Scheme(YMS)ビザの申請方法をまとめました!
2025年からは申請枠の大幅拡大や申請方式の変更など、より取得しやすくなった最新の条件が適用されます。本記事では、YMSビザの申請条件から最新の申請情報、具体的な申請手順、そしてよくある質問やトラブル回避のポイントまで、わかりやすく徹底解説します。これからイギリスでの新しい生活をスタートさせたい方は、ぜひ参考にしてください。
💁♀️今すぐYMSビザの申請ステップを確認したい方は、「ステップ別申請フロー解説(イギリスYMSビザ申請方法)」のセクションへどうぞ!
申請条件の詳細と確認ポイント(YMSワーホリビザ)

YMS(Youth Mobility Scheme)ビザの主な申請条件は以下の通りです。
- 日本国籍を有していること
- 申請時点で18歳以上31歳未満(30歳まで申請可。ビザ発給後に31歳になっても有効期間中は滞在可能)
- 過去28日間、最低£2,530(約50万円相当)の資金を保持していることを証明できること
- 扶養義務のある18歳未満の子供を同伴しないこと
- 過去にYMSビザまたはイギリスのワーキングホリデービザを取得したことがないこと
- 有効なパスポート(余白ページが必要)
- 必要に応じて結核検査証明書(過去6か月以内に特定国に滞在していた場合)
- 犯罪歴などがないこと(イギリス入国管理局の一般的な拒否理由に該当しないこと)
💡確認ポイント
- 資金証明では、申請日から遡って28日間連続で£2,530以上(約50万円相当)が自分名義の口座にあることが必要です。また、銀行の英文残高証明書を用意しましょう。
- 申請時の年齢が重要です。誕生日直前の申請も可能ですが、31歳の誕生日を迎える前に申請を完了させてください。
- YMSビザ申請に必要な料金は合計2000ポンド弱(40万円程度)かかり、内訳は、申請料+英国国民保険料(2年分事前納付)+ビザセンター来館予約となります。
2025年のイギリスYMSビザ申請最新情報と変更点

2025年のYMSビザ申請では、去年から大幅な変更がなされています。最新情報を確認の上、申請時には気を付けてください。
- 年間発給枠が1,500名から6,000名に大幅拡大。
- 申請方式が「抽選」から「先着順」に変更。定員に達するまで随時申請可能。
- 申請は入国予定日の6か月前から可能。例えば10月に渡英したい場合は4月から申請可能。
- 申請料金は£319(2025年4月9日以降の値上げ済金額)。
- 英国国民健康保険(IHS)費用は2年間で£1,552(1年あたり£776)。
- 申請から結果判明まで通常3週間程度。
💡注意点
- 申請枠が拡大し、先着順となったことで、以前より取得しやすくなっていますが、定員に達すると締切となるため、早めの申請が推奨されます。
ステップ別申請フロー解説(イギリスYMSビザ申請方法)
YMSビザ申請の流れは以下の通りです。
- 1オンライン申請
- 英国政府公式サイト(gov.uk)でアカウント作成し、申請フォームを入力。
- 入国予定日を記入(申請日から6か月以内の日付)。
- 過去10年間に訪れた国の一覧(travel history)の記入も必要。
- 2申請料金・IHS(健康保険料)の支払い
クレジットカードでビザ申請料とIHSを支払う。
- 3ビザ申請センターの予約
指紋採取・写真撮影のため、ビザ申請センター(東京・大阪など)で来館予約。
- 4必要書類の準備と提出アップロード
- パスポート(原本)
- 資金証明(英文残高証明書)
- 必要に応じて結核検査証明書
- 申請確認書類
- 5ビザ申請センターでの手続き
指紋採取・写真撮影・書類提出
- 6審査・ビザ発給
通常3週間程度で結果通知。パスポートにビザが貼付され返却
ポイント
- 申請料金支払日から90日以内にビザ申請センターで手続きを完了する必要があります。
- 入国予定日から2年間がビザの有効期間となります。
- 書類のアップロードは何回もできますが、「提出確定」は1回のみです。準備する書類に不備がないか確認しましょう。念を期すなら、ビザ申請業者の助けを借りるのもアリ!
- 過去10年間に訪れた国の一覧(travel history)の記入が結構時間かかります。出入国日付も必要。パスポートや過去の手帳・カレンダーを見て、あらかじめ集めておきましょう。
イギリスYMSビザ申請でよくある質問とトラブル回避法

Q. 申請枠はすぐ埋まる?
2025年は枠が6,000名に拡大し、先着順です。例年は抽選タイミングに合わせて、春~夏にかけて埋まりやすい傾向でしたが、去年は12月でも応募可能でした。早めの申請が安心です。
Q. 31歳の誕生日直前でも申請できる?
申請時点で30歳であればOK。ビザ発給後に31歳になっても有効期間中は滞在可能。YMS途中でTier2ビザに切り替えて、現地就職という道もあり!
Q. 資金証明はどのように用意する?
英文で発行された銀行残高証明書が必要。28日間連続で£2,530以上があることを証明する必要があります。いわゆるYMSビザ申請時の「28日ルール」です。
Q. 申請後に予定を変更したい場合は?
入国予定日を変更したい場合は、再申請が必要になる場合があります。あらかじめスケジュールをよく確認して申請しましょう。
Q. 申請料の一部、英国国民健康保険(IHS)って何?高いよ!
英国国民健康保険(IHS:Immigration Health Surcharge)とは、イギリスのビザ申請時に外国人が必ず支払う追加費用です。支払いを済ませることでイギリスの国民健康保険サービス(NHS)を現地の住民と同じように利用できるようになる制度です。YMS(Youth Mobility Scheme)ビザの場合、2年間で合計£1,552(約30万円)のIHS費用をビザ申請時に一括で支払う必要があります。イギリスで急増する移民への反発もあり、この金額は年々上昇しています。「高い!」と感じる人も多いですが、支払いなしではNHS(病院・GP診療・救急など)を原則無料で利用できません。
イギリスYMSワーホリビザ申請、よくあるトラブルは回避!
ビザ申請時のトラブルはつきものです。以下に注意!
- 資金証明の不備:28日間連続で£2,530以上が口座にあることを証明できないと却下されます。申請前に必ず残高を確認し、証明書を取得してください。
- 申請書の記入ミス:オンライン申請は途中保存が可能。申請書の記入内容は、思ったよりも細かく長いです!!!焦らず正確に入力し、内容をよく確認しましょう。
- 申請センター予約の遅れ:申請料金支払日から90日以内に来館が必要。申請と同時に予約を取るのがおすすめ。予約が埋まっている場合、急いでいる場合は、追加料金を払うと、予約できる日時のオプションが増えるのでおすすめ。
- 定員締切:先着順のため、申請が遅れると枠が埋まる可能性があります。準備が整い次第、早めに申請を。
まとめ
2025年のイギリスYMSビザは、申請枠拡大と先着順導入で取得しやすくなっています。申請条件や必要書類、申請フローをしっかり確認し、早めの準備と申請でスムーズな渡航を目指しましょう。
渡航後も、異国で銀行口座を開設したり、家を見つけたり、やることはたくさんありますが、きっと良いワーホリ経験になるはず!